>Noto >Capo Passero ▼Ragusa

グッタリコンとなりながらそれでも腹は減る!この人間の性はあまりに正直で唐突である。屋外のテラスに座ると、小皿に盛られたオリーブやカポナータなどがザカザカ出てきて、麦ワラ色の爽やかな白ワインが水のように無くなっていく(笑)

チーズをのっけて焼いた巨大な茄子!(田楽のようだ)と、一瞬ワカメ?と思った長いデッカイ野菜とボルトのようなパスタのスープ!が珍品?だったが、なんといっても秀逸だったのは、適度な酸味となめらかな口当たりが絶品だったフレッシュリコッタだろう。いや〜ウマかった(ワイン2本目突入!)

メインは牛肉とムースのような柔らかいソーセージ、デザートは焼きすぎのロールケーキ(お手製の茶目っ気ととってあげよう)に桃やチェリーのフルーツ、レモンチェッロにグラッパ、エスプレッソと、これでもかっ!とのフルコースを、それでもしっかり平らげ、いやぁ〜喰った喰った!と星空を見上げる至福のひととき…(合掌)

山中にあるせいか、澄んだ空気が冷たく心地良い。しかもお星さまが近い!キレイ!ちょっと(大分)アクセス不便だけど(笑)ヘンピなアグリは、それに見合うプレゼントをちゃんと用意してくれているのである。

さ〜ちょっと(大分)遅くなったけど今宵のアグリに向けて出発!と地図を広げ「愕然」とする…100万分の1の地図において、その距離、私の中指よりはるかに長い…余裕で100キロ越すじゃん!!がぁ〜ん!ついこの間もシャッカ〜モディカ間の大移動にヘトヘトだったのに、また同じ事してる私たち(しかも今日泳いでるし)クラクラしながらもとにかく出発する…

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走り出したがはイイがガソリンを入れなくちゃ…という事でスタンドに寄りアグリに電話を入れる事にした。が〜またココで悲劇がっ!電話が無いっ!無いっス〜(T0T)日本でもそうだけど携帯電話の普及で公衆電話がどんどん無くなっているのだ!

しかしこんな事でメゲていては旅はできない!BARのおじさんに上目遣いでお願いして(笑)代わりに電話してもらうことに…お礼も受け取らなかったジェントルマンの彼はホントにイイ人だった(日本のタバコをあげた)

旅をしていて電話が必要な時って希だと思うけど、あのオレンジ色の公衆電話は絶滅しつつある…って事を念頭に入れておかないといけないね…これからは…(合掌)

なんでこんな遠いアグリにしたんやろ?…とブツブツ言いながら→図書館で見つけたアグリの本に載っていた(苦笑)シチリア内部を突っ走る!

穏やかな丘陵地帯がだんだん角度を増し、両側の視界が狭くなってくる頃「シチリアのヘソ」一番高い所にあるエンナの街をはるか頭上に見ながら、またひたすら走り、ようやくアグリのある出口へ。しかし「ヘンピ」な所にあるアグリ(を選んでしまう)へ行くにはココからが本当の試練なのだ…

毎度の事ながら「この道でエエんやろか」という不安を胸に、キュルきゅる×10、山道を登って×10(遠かった…)視界がドンドン高くなって、もぅ道無いやん!って思った時、眼下にポッチリ出現したアグリを発見!(写真/サイトより)

安心感というか達成感というか身体中が弛緩するこの一瞬は、もしかして旅をしていて一番疲れる瞬間ではないだろうか…(T0T)とにかく、着いてえがった!えがった!でもアソコまでまた下るんかいな?(コレがエライ急な坂)(笑)

Azienda Agrituristica
Monaco di Mezzo

www.monacodimezzo.com