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食に経済に…
恵まれた街ラグーサ

昔のいざこざはさておき(笑)新旧がうまく調和しているラグーサは、実は島内でも有数の裕福な街でもある。

まずは産業。
海中油田を持ち、アスファルトの原料が豊富に採掘されている。

次に食。シチリアいちと言われる肥沃な酪農地帯に囲まれており、希少なモディカ牛(モディカはラグーサ県)からとれる「ラグサーノ」という四角い煉瓦のようなチーズはつとに有名である。

当初は丸かったが、アメリカへ渡ったシチリア移民へ輸出する際に、今のようなカタチになったという、私たちにも馴染みのある瓢箪型チーズ、カッチョカヴァッロもラグサーノの一種。また、シチリア最南端という気候を利用した促成栽培も盛んである。

このように経済基盤が安定しているから、治安もよく、シチリアで最も住みやすい街、とまで言われているそうな。

ああ〜次は絶対泊まってゆっくりするぞ!(笑)!

 

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旧市街と新市街のつなぎ目がキュゥウ〜とせばまり、ヒョウタンのようなカタチになっているラグーサの街。その凹み部分が、旧市街を見下ろす格好のビューポイントになっている。

しばしカメラを向ける事も忘れ(でも必ずココで写真を撮る(笑)、誰もがウットリ見惚れる絶景は、ニュー・シネマ・パラダイスでもお馴染みのジュゼッペ・トルナトーレの映画「明日を夢みて」の舞台にもなっている。

標高500mほどある丘に建っているが、回りに何もなく、ココだけぽつねんと突出してるせいか、それ以上の高さに感じられる。そして広大な地平線を背負ったこの光景!モディカも似たような街だが、四方にもっと山が迫っていたので、こんな開けた眺めではない。大地という大海原に浮かぶ、まさに要塞都市である。

小さな窓やなぁ〜
しかも鉄格子つき!
しかも根性でタオル干してる!
拍手♪

人住んでるんかいな〜?って思うほど静かな旧市街。メイン通りはキレイだが、そこから無数に延びる小道が、奥へ奥へと怪しく誘っている。探検すればするほどオイシイ発見が期待できそうだ!

ね?!カワイイ看板発見!(笑)