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50人は入れそうな立派なダイニングで夕食をとる。料理も担当してる小柄なおば〜ちゃんが、でもパワフルに動き回って給仕してくれる。前菜のお決まり!のトロトロカポナーナやワインが止まらないサラミやオリーブ、それに珍しく卵のトルタがついていた。プリモはおば〜ちゃんがデッカイ鍋からよそってくれた緑豆のスープ。ドロドロ系でニョッキみたいな実も浮いててこりゃ〜すげ〜ボリュームだ!ってビビったんだけど、あっさりしててペロッって平らげてしまいました(笑)

メインはマイアーレのステーキとジューシーでデラウマだったソーセージ。いやいやこうして書いてみるとスゴイ量食べてますね…私たち…(笑)
でもでもどれも残さずしっかり食べたけどね!(ガッツ!)

さ〜ここまで美味しかったんだからデザートに超期待!とワクワクしてたら、お前は今まで何しててん!(ばーちゃんが孤軍奮闘だったので)のじ〜ちゃん登場!その手に乗っていたのはお手製のデザートではなく…市販のアイスクリームだった!!ドッヒャ〜!!とズッこける私。

そりゃ〜ないっしょ〜と思いつつ、でもば〜ちゃん1人ではデザートまでできなかったのだ…としんみり納得しながら、アイスーバーにかぶりつくのでありました…その私の気落ちを察したのか、その後、リモンチェッロを持ってきてくたので、まあ〜許す!(笑)

渓谷を挟み、岩状の山肌に添うModica Alta (山手)と、谷間に広がるModica Bassa (下町)に分かれるモディカの街は、100もの教会を数える時期もあり、最盛期には現在のラグーサ県と同じ領土を誇っていたという。が、同時に1693年の大地震の後にも2度に渡る洪水で泣いている災害の街でもある。こんな特異な地形がもたらす悲劇なのだろうが、高台から眺める姿には悲壮さはなく、思った以上に大きく立派な街だと改めて感じさせる風格すら漂っている。

 

今夜の宿はここモディカなのだが、道が混み入ってるのと、アグリの地図が不明瞭なもんで、
何度も同じ道をグルグル…途方に暮れてしまう。こんな時、携帯電話があったらエエな〜とも
思うのだが、最後に勝つのはなんといっても「人情」である。
途中、道を聞いたおじさんが「ほな、ワシが先導したるからついておいで」と
トラックを出してくれたのだ(涙)いくら宿を予約してても実際到着するまでは不安なもんで、
このアグリも街から随分走った所にあって「地図と全然ちゃうやん!」(笑)
でもどの街でも道を聞くとみんなスゴク親切に教えてくれる。
多分、相手はそんな大層な事と思ってないのだろうが、
ホント心に染みいるほどありがたい事なのだ…コレは…

Modica Alta のメイン通りウンベルト1世通りに面する街の守護聖人、聖ペテロに奉献されたSピエトロ教会も地震後再建された。正面を飾る十二使徒像がその偉業を誇るかのように堂々と並んでいる。

Agriturismo Il Granaio
C.da Palazzella, 2/c - Modica (RG)
http://www.agriturismoilgranaio.it

問題のアグリIl Granaio(笑)だいだいこんな住所やもん!わかるかいな!んなもん!サイトはリニューアルされてエライ変わりようでビックリ!したけど、実際キレイでステキなアグリです

 

部屋の扉がまんま外に面してるつくり。バスルームも部屋も広く快適!(バスルームって部屋の善し悪しを決めるのに大事よ〜)高台にあって戸外のテラスからの眺めも良し!さすが3つ星!(笑)いやいやホント良い部屋でした〜 

Siacca ▼Modica