何十、何百と出てくる登場人物たち。
周辺の住民をモデルにしたという彼らは、どこかで会ったかのように近しく感じる。
ノドが膨らんでしまう当時の風土病をも忠実に再現してるところに頭が下がるが、この異形のせいで、キリストを引っ立てる刑史の役になったとしたら、ちと気の毒ではアル。
さて…場面は第36礼拝堂。
この辺りになってくると、
描写も情景も一気に熱を帯びてくる。
キリストが十字架を担ぎ、磔刑の場、ゴルゴタの丘へと向かう。その苦難を味わうために、礼拝堂に至る道が急勾配になってる!
いやはや… 小憎らしいほどの演出でアル。
Le cappelle 36°Salita al Calvario |