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となると今日は日曜日だし、かなりヤバイ状況…あわててヒマそうな店を見つけ腰を下ろす。小さな定食屋という風情で、注文してないのに前菜の盛り合わせとワインがでてきたのはイイのだが、そのワイン、すでに口が開いてて「?」って感じ(笑)でもこれは自家製なんだろう…(と思いたい)

ぶつ切りの魚のグリルやフリットは豪快ながらも新鮮でプリプリ!さすが市場近くだね〜と舌鼓を打っていたら、フランス人観光客の一団が大挙して押し寄せてきた!

入口から入ってくるわくるわ、総勢12余名。娘、息子、孫、一族全員集合の大家族である。我々が来るまで戸口の前で客待ちをしていたのが一転して、店内は大騒ぎ!みんなでテーブルを運び、椅子を並あべようやく落ちつくも、お次はメニューを決めるのにてんやわんや。

家長であるおじいさん(といっても若い)が慣れた様子でテキパキとオーダーを決めていく。きっと我々と同じように、何軒かのレストランから締め出しをくらったのかな?と考えるとちょっと愉快でもある。

くわえ煙草で 木箱を囲み、カードを繰ってる親父たちの姿は、まるで映画のワンシーンのようだ。最初は全員がマフィア関係みたいで恐ろし かったけど…(笑)目があうと「オレたちはマフィアだぜ」なんておどけてウィンクをしてくる気さくな人たちである。

さぁ〜我々も食事だ!さっそく目をつけておいた総業50年、感じの良いレストランへ足を運ぶ。どこを歩いていてもうまそうな店のチェックを怠らないのが食いしん坊の掟(笑)

がぁ〜なんと今日はバレンタインデーで、その店はすでに予約で一杯だったのである…がぁ〜〜ん!なんてこったい!チラリと店内をのぞいてみると各テーブルにリボンで飾られたカードと花が添えられている。こんな状況ではたとえ入れたとしても、回り中にハートが飛び交って食事どころじゃない(笑)

ちなみにイタリアでは女性が男性にチョコを贈る習慣は全くない。以前日頃の感謝に…と友人のBFにプレゼントしたら大笑いされてとんだ赤っ恥をかいたことがある(笑)義理でもお礼でも、男性がプレゼントをもらうのは誕生日だけ!このバレンタインデーだって男性が女性をエスコートしなくてはならないのだ。がんばれ!イタリア男たちよ!(笑)

パレルモの胃袋、ア・ヴェッチリア(中央市場)は私のメルカートベスト3に入るくらい好きな場所(笑)フィレンツェのようにこぎれいではなく、狭い路地裏に密集した店は、せり出した屋 根と壁に囲まれ、昼だというのに薄暗く、まるでアジアのそれのような独特の雰囲気が漂っている。

昼時ともなると身動きもできないくらいの混雑で、網の上で炭焼きにされた魚の煙が容赦なく襲ってくる。売る人買う人の怒声が駆けめぐり、これまさに市場という活気がみなぎっている。1本裏道に入れば、大樽から自家製ワインを飲ます1杯飲み屋が続々開店していて、仕事を終えた男たちで大いに賑わっている。 一度入ってみたい…いつも思うのだが、大阪新世界のジャンジャン横丁のような雰囲気で(笑)とてもじゃないが女一人で入っていけそうにない。

当たり前だが市場近くの店はどこも安くてボリューム満点の皿を出してくれる。しかも驚くほど安い(笑)ちょっと栄養が足りないと思ったら、すぐさま市場に出かけてみよう。心も胃袋も満足・満腹に満たしてくれるから…

 Il giorno della Mimosa 〜ミモザの日〜
小さな店で厨房もすぐ後ろなのだが、フライパン総動員され、全てのコンロが鍋でふさがり、それこそ鮮場のような騒ぎになっていた(笑)それでもこの満員御礼だもの。今日はこれで店終いしてもいいくらいだよね?
冬の寒さもやわらぐ3月に入ると、黄色のかわいいポンポンをつけたミモザの花をよく見かけるようになる。3月8日、ドンナフェスタともミモザの日とも呼ばれるこの日、黄色いミモザの花束を女性に贈る習慣がある。

アメリカの工場でストライキを起こした女工たちが火事で多数死亡。労働者として殉じた彼女たちをしのび、その日3月8日が「働く女性の日」に制定されたのが始まりだという。

愛する女性に…というより、職場の同僚、上司、母親などに贈られるのだが、女性なら誰でも…という感じがあるイタリアは、さすが女性至上の国!と唸ってしまう…(笑)バラのように気取ってないので、気軽に贈り、もらえるのが良いところ。小さな男の子たちが、将来の練習のためにモジモジしながら花束を抱えてる姿を見かけるとおもわず微笑んでしまいます(笑)

■お2人様約3000円也
■お献立/ 白ワイン 前菜盛り合わせ スパゲッテイ・アッラ・ポモドーロ 魚介のフリット 今日のお魚
■満足度/★★★
市場近くで奇跡的に開いていた1軒のトラットリア