21

 

 

 

イタリア人にとって日曜日は大事な日である。朝は家族で教会に行き、昼は親族一同が集まってゆっくり食事をとる。大都市ではあまり見かけなくなったゆったりとした時間がココには流れている。小さな市がたつ公園近くの教会ではミサを終え着飾った人々が階段を下りてきて、そこここで立ち話の小さな固まりができている。

男たちはBARに連れ立ち、1杯のエスプレッソで遅い昼食が始まるまで何時間も話続ける。それでもちゃんと役目があって、帰りにはお菓子屋さんに寄り、甘い甘いドルチェを買ってこなければならない(笑)だからだろう。大抵の店が閉まってる日曜日の朝でも、色とりどりの菓子を並べたパスセッチェリアはけなげに客を待っている。人気の店ともなると押すな押すなの大繁盛だ(笑)人っ子ひとり消えてしまう日曜日の午後は、だからかちょっぴり人恋しくなったりするんである…

ココ王宮付属礼拝堂も素晴らしく美しいモザイクで良く知られており、内部はもちろん外の壁までもが金色に輝いている。アラブやビザンチンから呼び寄せられた職人たちが、技術の粋を注ぎ込んだ細やかな描写 は、金箔の上に描かれた画のように豪奢である。ふとモンテプルチャーノで出会ったモザイク職人のおじいさんの事を思い出す。きっと彼もココに来て、私と同じように金色の空気に染まりながら感嘆のため息をついたに違いない…と

この礼拝堂はモンレアーレの半分という規模ながら、完成までに実に13年もの月日が費やされている。モンレアーレはたったの2年…何なんでしょうね〜この差は?(笑)ともあれ、東方文化とアラブ文化が見事に融合されたこの礼拝堂は、美術品としてもピカいち!のスバラシサ!しばし荘厳な雰囲気に包まれてみてください…

 

パレルモの最終日はカラリと晴れたイイ天気!青い空に向かって伸びる椰子の葉が目に鮮やかだ。日曜日の朝とあって昨日までの車の洪水がウソのように引き、パレルモってこんな街だったんだ…と思うほど通 りの様子が一変していた。その清々しい空気の中を王宮に向かって歩き出す。 
 Buon Maniere 〜マナーについて〜 
礼拝堂は今も現役で使用されているため、バチカンのように服装にもちょっとウルサイ。その中で何度注意してもビデオを回すのを止めない観光客にアタマに来た監視人がみんなを一斉退去させてしまうハプニングが起こった。幸い悪名高い日本人ではなかったが(笑)こんな些細な事が積もり積もってそのうち拝観禁止になってしまうのではないかと心配になってくる。
ウフィッツイ美術館で、絵を見ることもなく群がり、絵をバックに記念撮影の順番待ちができている(大抵日本人なのが何とも悲しい)こうゆうバカタレどもの為に、どうして外に記念撮影用の複製画を置いておかないのか?と最近マジでこう思う。旅先だからこそ守らなければならないマナーがあり常識がある。旅の恥は掻き捨て…という意味をはき違えている輩の何と多いことか…