せっかくのアタリの食事もそこそこに、ピエンッアに向かうためにバスターミナルに走る私たち。行きは登りだから帰りはもちろん下り…。しかもほろ酔い気分とあって、うねうね蛇行の危険な走行に行き交う人もびっくり!(笑)

家に帰る学生を満載したプルマンは今にも発車しそうだったが、切符を買ってなかったので、いらだつ運ちゃんをなだめすかして待ってもらう。がぁ〜とうとう「もう切符はいいから乗れ〜!!」とお目玉 をくらってしまい、真っ赤な顔の(酔い&走った)私たちはシュン太郎になりながら、小さくなって席に着くはめになってしまった…

降りるとき「あの〜お金はどうしょう?」って聞くとさっきの剣幕はどこえやら「もうイイよ〜」だって!よっ!男前!(笑)クラクションを鳴らしてバイバイしてくれた、とってもイキな兄ちゃんだった。※みなさんはちゃんとお金を払って乗ってください(笑)

           
ピウス2世によって建てられたというピエンッアは、東西400mしかない箱庭のような小さな街である。
それでも「世界遺産」に指定されているというから、宝石箱のような美しい街だと楽しみにしていたのに、
平面的な作りは特に変わり映えもなく、昼時・シーズンオフとあって店も閉まって、モノ悲しい雰 囲気でがっかり…
確かに一人の教皇が自分の思い通りの街をつくらせた…ということは面白い史実だし
城壁からの眺めも素晴らしかったが、どこが「世界遺産」やねぇ〜んっ!って突っ込みたくなる所でし た。
いや、私たちが何か見逃したのかもしれないけど…(笑) 
         
 〜 プルマンとは…? 〜  
市内を走るオレンジ色のバスとは違う青い車体のバスが、中・長距離バスのプルマンである。鉄道が延びていない小さな街や、ここピエンッアやモンテプルチャーノといった丘陵地帯にある街を結ぶ、人々の貴重な足となっている。
イタリアの主要道路はとてもよく発達しており、目的地によっては列車を乗り継いで行くよりずっと早く到着するし、その街のチェントロまで運んでいってくれるので旅行者にとっても大変便利な乗り物である。
また、車窓の風景は列車とはまた違う楽しさと美しさがあるので、それも是非楽しんで乗ってみたい。特にトスカーナやウンブリア、シチリアなどのプルマンでの移動はホントにキレイ!!おススメです!
   
学生たちにとってのプルマンは、もはや学校の送迎バスと大差ない(笑) 朝や昼時、彼らに占領されたプルマンに乗るのは、ちょっとした勇気さえ必要である。またこれがやかましい!(笑)それに運転手や近所のおばさ んが加わろうものなら…(想像してみてください)
しかし「ねえ〜今日はあそこの角で降ろしてよ」「はいよ〜」なんてやりとりを聞いたり、巨大な車体を我が身のように軽やかに扱い、ターンをかます神業を目にすると、多少時間にルーズだろうが運転が荒かろうが、 笑って許してしまう…そんな人間味溢れる乗り物がプルマンなのです。
           

 

 
見事に閉まった店のウィンドウを恨めしく
見ながら歩いていた私の足をピタっ!
と止めたのが、この山と積まれたペコリーノのお姿!
しかも灰かぶりっ!    
うわぉ〜♪こんなチーズ見たことないよ〜!  
ぬわぁんて美味しいそうなんでしょう!  
次に店で見つけたら、必ずゲットしよう!と固く誓う私でした(笑)
  普段目にすることのない、石畳や石の壁が、妙にゴツゴツと足の裏や目に飛び込んでくる。そういった中で、こんなかわいらしい標識を見つけると、思わず口元がゆるんでしまう…     
             
 
バスを待つ間にBARで一休み… あまりにも寒かったので、カフェコレットで暖をとる
◆ Caffe Corretto 〜カフェコレット〜 
 
カフェコレットとは、グラッパなどのリキュールを入れたアルコール入りのエスプレッソのこと…
本当は食後にいただくものだが、寒い時にはたっぷりの砂糖を入れたコレに限る!(笑)
暖まるし美味しいので、お試しあれ…
※グラッパはアルコール度数40以上のキツイお酒です。
しかも大抵の店ではこっちが 「スト〜ップ!」と言うまで注ぎ続けるので注意してください(笑) 
 
まだよくイタリア語が話せなかった時のこと… 夜行を待つ寒い夜に、このコレットを飲みBAR に入った。「カフェコレット、ペルファヴォーレ!」という言葉が通 じず、しかたなしに「アルコーリチ、アルコーリチ」(アルコール、アルコール)とオーダーすると、店のオヤジは何を思ったかエスプレッソにミルクをなみなみと注ぎ始めた。  
おいおい違うよ〜でも飲んじゃうよ〜(笑)と、その1杯をクイっと飲み干し、再度「アルコーリチ!」と今度はお酒のビンを指さしオーダ。が、オヤジは人差し指をワイパーさせながら、またミルクたっぷりエスプレッソを出す。見るからに子供然とした私にガンとしてお酒を入れてくれなかった実に職務熱心なオヤジさんでありました(笑)
 
     

 

 

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