カプリ観光もそこここにナポリに帰ってくると、ちょうどお昼休みが終わって午後からの街歩きにはピッタリの時間!なんというタイミングの良さ!この旅行に来る前から「ババ〜ババ〜」とうるさかった友人のために、買い物を後回しにして、ナポリ名菓ババを食べにいくことにした。

王宮やサン・カルロ劇場が見渡せる最高のロケーションに建つ カフェGUMBRINUSは、140余年もの歴史を誇る、ナポリきっての老舗店。高い天井とシックなインテリアでまとめられた店内は午後のサロンといった趣で、上流階級っぽいご婦人方が銀のフォークを片手に優雅なティータイムに興じ、夜ともなれば劇場帰りの紳士淑女で溢れ帰る。

ショールームには様々なお菓子が行儀よく並んでいるが、その中でシンプルなフォルムながら、圧倒的な存在感で鎮座ましてるのが、我々のお目当てのババである(笑)

■Babaを食す

Baba、ババ…そのまんまの読み方である。ただしアクセントが語尾に付くのでババァ〜と尻上がりに言うのがポイント(笑)ケーキのスポンジというよりブリオッシュのような生地で、キノコ型。これに ラム酒がたっぷり浸してあって、甘いけどお酒の効いた大人の味に仕上がっている。

ここナポリが発祥の地とあって、どこのBARでも置いてあり、ラッキーな事にカウンターにリキュールの瓶が置いてあれば、更にお酒をかけ、おまけに生クリームをのっけてもらう…という荒技もできる(笑)

 ■映画で見るBaba 〜マカロニ〜

ジャック・レモンとマストロヤンニの共演…それだけでも映画好きにはたまらない1本だったマカロニの中で、2人がクリームだらけになってババをほおばり、ガレッリアの中を歩くシーンがある。思えばそれが私とババの初めての出会いだった(笑)

イタリアのお菓子といえばジェラート…と思っていた頃だったので、それは物珍しく目に映り、ひたすら気になっていた。だから初めて口にした時は、オイシイとかいう以前に感動したものである(笑)

イタリアのお菓子=ジェラートという思いこみも「ローマの休日」でインプットされたものだし、そう思うとイタリア菓子連盟(こんなモノはない?)は密かに映画会社と提携して宣伝しているのではないか??なワケないですね(笑)

ババだけでなく、いぶし銀の二人の渋い演技、ホロリとさせるラスト、そしてロケ地のナポリ…ナポリに行く前に、是が非でも見ておきたい本当にオススメの1本です

MACCHERONI 
1986年公開
■監督・脚本/エットーレ・スコラ
■出演/ジャック・レモン、マルチェロ・マストロヤンニ、ダリア・ニコロディー他

  

 

〜 Baba ババ 〜

本当?のカタチはキノコ型?なんだけど、 今回はクグロフ型でつくるババを紹介します

◆ 材料(約8人前)◆

○生イースト/50グラム(ドライイーストでも可) 
○水少々
○小麦粉/300グラム
○溶かしバター/100グラム
○砂糖/大さじ1
○全卵/5こ
○塩/小さじ1
○シロップ/水2カップ・砂糖250グラム・レモンの皮少々
○ラム酒/1カップ

 

◆ つくり方 ◆

○少量の水でイーストを溶かし、小麦粉100グラムと塩少々を加えよく練り、濡れふきんをかぶせて発酵させる

○タネが少し膨らんできたら、残りの小麦粉、溶かしバター、砂糖、卵を加えしっかり混ぜる

○バターを塗ったクグロフ型にタネを流し、ふきんをかぶせて倍位 になるまで発酵させる(約1時間)

○170度に温めたオーブンで40分、表面がキツネ色になるまで焼く

○シロップを作る…シロップの材料を入れて10分ほど煮、余熱が取れたらラム酒を加える

○ババが焼き上がったら、熱いうちにシロップの半分を全体にかけ回し、1時間ほどなじませる

○残りのシロップは、食べる時に好みでかける

●夏場は冷蔵庫で冷やして食べるとグ〜♪シロップのラム酒や砂糖は好みで調節して!アイスクリームや生クリームを添えて食べてもオイシイよ!

●上述のカフェ・ガンブリヌスはドルチェだけでなく、ジェラートも絶品!!特に名産のレモンを使ったソレは甘さ控えめ、果 汁たっぷりで超美味でした!
ぜひぜひお試しあれ!

 

念願のババを食しご満悦で店を出ると、ちょうど向かいにあるガレッリアで何やら人だかりがしている。?のぞき込むと、小さな屋台のババ屋さんだった。

こっちのはホントの一口大で、キノコ型の先っちょにクリームがしつらえてあり、みんなソレをワサワサ買ってはその場でほお張っている。その幸せそうな笑顔に惹かれて、思わずまた買って食べてしまった(笑)

小さいながらもさっきのババよりラムが効いていて、なんかこっちの方が美味しかったな〜(笑)老舗の目の前でがんばってる屋台は、値段も味も庶民の味方…でした

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