モンテプルチャーノのメインストリートと呼ぶにはあまりにもかわいらしすぎる通 りを上がっていく。昼時ということでドォ〜モのあるグランデ広場は、既に人っ子ひとりいない閑散さ!しかも行こうとしているワイナリーからおじさんが出てきて車乗り込もうとしているではないかっ!

おぉ〜いっ!待ってくれ〜ぃ!と駆け寄ると、案の定、家に帰るところだったらしい。ココまで来てそれはあんまりだっ!と必殺オヤジ殺しの異名をとる(ホンマか?)上目使いでお願いすると…「仕方のないヤツだ…」と笑いながら、扉を開けてくれました!やった〜♪私の眼力も、まだまだ捨てたもんじゃないでしょう?(笑)

ここは45代に渡るこの街最後の貴族、コントゥッチ家のワイナリー。知名度でこそ近隣のブルネッロ・ディ・モンタルチーノに劣るとはいえ、このヴィーノ・ノービレはモンタルチーノより300年も古い16世紀に起源を持つ歴史あるワインである。早速、何種類かのワインを味見する。芳醇な香りとほどよい渋みが口中に広がり、思わず目を細める至福のひととき…(幸)当たり年の赤を1本購入して、おじさんと記念撮影。 

 
 
 
           
 

ワインの試飲の後、今度はオリーブオイルも味見させてもらう。ウマいワインのある所ウマいオイルあり!よ!(笑)こちらはわりと現代的なタンクに入っていて、スプーンですくってなめてみる。

あぁ〜コレは何だ?!ピリッと辛く、塩っぱい!それでいてまろやか。日頃口にするオイルとは似ても似つかない味わいに愕然として、そのオイルをしげしげと眺めると…そこにはエメラルドのように光り輝くオリーブオイルがあった。

 

 

そう、この深い緑色はどうだろう!こんなキレイな緑色は見たことがない!
さっきのワインの赤といい、この緑といい、バスから見たあの豊穣な土地の、そして太陽の恵みがぎっしり詰め込まれ、洋酒のコピーではないが、ホントに「何も足さない、何も引かない」まさに天から授かった色彩 をなしている。
特にオイルの深い緑色はここトスカーナ独自のもの。
これを見、味わったら最後、他のオイルでは満足できなくなってしまうだろうな…。


               

 

         
 ■場所/モンテプルチャーノのとあるBAR 
 ■お一人様約1000円也
 ■お献立/自家製赤ワイン・クロスティーニ・生ハム・サラミ盛り合わせ・フェテュンタ
 ■満足度/★★★★
   

バスの時間も迫っていたので、適当に入ったBARで腹ごしらえ。早くできてつまめるモノ…と思いオーダーしたメニューだったが、まぁ〜その全てのウマかったことよっ!!

特に「フェテュンタ」!これは軽く焼いたパンに塩を振り、ニンニクをこすりつけ、仕上げにオリーブオイルをたらした…ごくごくシンプルな一品なのだが、こんなにウマイものがあったのかっ!と唸るほどの美味しさだったのだ!それは高級な食材を口にした時とは全く別 モノで、例えば梅干しご飯に昇天する…といったらわかるだろうか?(笑)

もちろん、主役はオリーブオイルで、これがまた絶品!しかも、トラットリアでもリストランテでもない、只のBARで、こんなウマイ昼食に出会えたなんて…!恐るべし街…モンテプルチャーノ…である!!

〜 クロスティーニ Crostini 〜 
トスカーナ風カナッペを総じてこう呼ぶが、トリのレバーペーストをのせた
「Crostini di fegato」 クロスティーニ・ディ・フェガートがその代表である。
リ以外に牛の内臓を使うこともあるが、 どちらも全く臭くなく、
重厚なトスカーナのワインの友として最高最適!の一皿なんである(笑)

◆ つ く り 方 ◆


  ●トリレバー約200g を用意。よく洗い、血抜きをして脂やスジを取る。 
  ※レバー臭がイヤな人は牛乳にしばらく浸すとよい

  ●オリーブオイルでみじん切りのにんにく1片を炒め、香りが出たところでレバーを入れる

  ●強めに塩・胡椒し、セ〜ジとタイム(大さじ1)を入れ、ワイン(赤白どちらでも良い)  
  をレバーが浸るまでくらい入れて煮含める。
 

    ・乾燥ハーブの場合、指先でよく揉んで香りを充分に出して入れる
    ・生ハーブの場合、ドライより香りがマイルドなので、上記より多めにいれてもよい

  ●よく火を通し、充分に冷めてから、ミキサーでペースト状にしながら味を整える。
   ※ミキサーが回りにくい時はオリーブオイルを入れ、塩加減はケッパーやアンチョビ、
    オリー
ヴで好みに調整する。

  ●軽く焼いたフランスパンにのっけて、ワインと一緒にどうぞ…
   これは温かくても冷やしても美味しく頂けます
    ♪仕上げにオリーブオイルを垂らすとなおグ〜!もちろんエキストラバージンオイルね!


 
と、これが我流の一番シンプルなクロスティーニの作り方です。
このためにフードプロセッサーを買った私ですが(笑)ミキサーがなくても、
フォークの背でつぶし ながらミートソース状にしても大丈夫!
牛レバーをミックスすると、より濃厚な味わいになってウマ ウマ!
コレは全く野菜を入れてないが、タマネギ、青ネギ、マッシュルームなど入れると、マイルド な味わいに…
隠し味にタバスコやしょう油を入れても美味しくできます。
またバターを練り込んで、ラップにくるみ棒状にする。
これを冷やしてカットすれば、レーズンバター ならぬ
フェガートバターが出来上がり!洒落た1品はおもてなしにもぴったり!
         

 

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