帰りの電車で爆睡してちょっと元気になった我々は放ったらかしだったカターニア見物に繰り出す。これはこの街に生まれ、ロッシーニ、ドニゼッティと並ぶ、 19世紀を代表するオペラ作曲家、ベッリーニを悼み造られた劇場である(代表作/海賊・夢遊病の女・ノルマなど)

ちょうど子供たちの発表会があって、どさくさに紛れて中に入り込んだのだが、こじんまりとしながらも、ギュッと凝縮されたような美しさのあるステキな劇場だった。

ローマのオペラ座もミラノのスカラ座も、こういった劇場は、外観の無骨さに比べて内部は驚くほど装飾的で美しい…まるでこれもひとつの演出のように、扉をひとつ開ける度に目の前の様相が一変する。そして席に着く頃には最高潮の気分になっているわけだ(笑)

音楽や舞台を楽しむのはもちろんだけど、劇場というもうひとつの出し物を楽しんでくる事をお忘れなく…
 
 
この劇場に行く時にちょっと道に迷って立ち止まって地図を見ていた。と、なんかしら異様な視線を感じて、当たりを見渡した時に目が合ったのが、このおじいさん!コレが噂の「聞いてくれおじさん」またの名を「教えてあげるおじさん」(もちろんおばさんもいる)である(笑)

大都市ではその限りでもないが、地方で地図を片手に立ち止まっていると、大抵どうした?どこに行きたいんだ?と声をかけてくる。これは「強引編」で「わたし待つわ編」になると、聞いてあげたくで仕方ないのに、こちらから尋ねるまでジッと待っている(笑)しかも目が合えば反らし、外せば見るし…となかなかシャイな人が多いのも特徴?である。

で、このおじいさんは「おりゃぁ〜待つゼ」タイプだったのね(笑)じゃあ〜と聞きに行くと(内心ウレシイくせに)涼しげな顔をして説明してくれるその様のなんとカワイかったことよ(笑)

が、カターニア弁なのだろうか?ポヨーンと間延びした話し方で、何を言ってるかいまいちわかんなかったのが残念でした(笑)
水を買おうと入った食料品屋はもろ地元向けの店で、水なんて1本づつでなんて置いてなくみんな6本パックになっている「あの〜1本だけ欲しいんだけど〜」とお願いしてみると「もちろんっ」とバリバリ包みを破って取り出し、レジ前にいる店長に向かって「お〜い!コレ1本だったらいくらだ〜い?」「え〜っ?そーだねぇ〜1000リラでいいよぉ」「1000だって」と店員。

うわぉう!このビッグサイズで1000リラなんて!!フィレンッェの半額!さすがシチリアである!(笑)ちなみに私がイタリアを回る時に物価のバロメーターとして利用するのがこの「水」の値段であります。ホントに当たってるかわかんないけど一番てっとり早いでしょう?(笑)

この店の周辺は、ちょっと裏通りでかなりヤバそうな雰囲気だったんだけどお洒落なBARやアフリカ料理屋!などがあり、表通 りとは違う小粋で猥雑な臭いがフンプンしている所だった。甘く危険な香り…といったところ(笑)

がぁ〜帰国して読んだ某書物に「カターニアは最近までシチリア島で犯罪件数最多記録を持ち“イタリアのシカゴ”の異名がとる」とあって大慌て!!いや〜帰ってから読んでよかった〜〜(笑)

でも、こんな気のイイ連中がいるんだもん…要は危ない事をしなければイイのです(全然説得力がないですが(笑)

■場所/カターニアのホテルのベッドの上 
■お一人様約800円也 ※ワイン代別(お2人様)
■お献立/ヴィーノ・ノーヴィレ・ディ・モンテプルチャーノ(赤)
■トリの丸焼き・フライドポテト添え
■イノシシの生ハム 
■フロマッジ(タレッジオ)
■魚介のフリット
■満足度/★★★★★
さぁ〜さっ!お待ちかねの食事!今日は前回紹介したように買い出しでホテルでの部屋食です〜でもそのお献立は超豪華!ワインはず〜っと背負ってきた(バカ)モンテプルチャーノの赤。前菜にはフィレンッェで買ったイノシシの生ハムと熟れ熟れタレッジオ。セコンドにはお昼に包んでもらったフリット。そして熱々のトリの丸焼き!!

これはね〜帰りがけにあんまり美味しそうに焼き上がってたので思わず買ってしまったの。しかもほっぺたの赤いかわいい店員さんに「ポテトも食べる?」って聞かれて「ハイお願いします」ってうなずいてしまった(笑)シチリアのこんな小さな店に「マクドナルド式ポテトお勧め術」が存在してたなんてねぇ〜?(笑)

こんな風に飲むには余りに勿体ないワインだったけど、生ハムやチーズとの相性は最高で、口の中で香りが膨らんでいくって感じでした…そしてこの生ハム!ワインにも劣らぬ キレイなルビー色で、肉の繊維の中で塩の結晶が浮き上がっているの!口に持ってくる度、しみじみ見てしまうほどキレイな色でした…う〜ん幸せっ!と悦に入りながら傾けるグラスが、洗面 所からの借り物でなければ…クッ!次回はマイ・グラス持参でこなければっ!(笑)
La Polleria 〜鶏肉屋さん〜
今回買った「トリの丸焼き」は何を隠そう私の大好物なのだが(今でも月1回必ず焼き鳥屋に行くトリ好き!)ほんと〜に美味しいからみなさんも是非一度トライしてみてください!忘れもしないリスボンの、窓もない安宿で(笑)文字通 り骨までしゃぶって平らげたのが、この丸焼きとの出会いですかね〜?以来、何羽のトリさんを胃袋に納めてきたことでしょう!(笑)

皮はパリパリ香ばしく、中はしっとりジューシーで柔らかい!なぜだか、しょうゆ風の味がするのもイケます!カターニアのは、中にちゃんとハーブが仕込んであって「おっ!イイ仕事してますねっ!」でした(笑)

これは日本で言うところの鶏肉専門店の店先で、必ずといっていいほどクルクル回っているので、目にした人もいるかと思います。ねっ?思い出しました?見るからに美味しそうだったでしょぅ?(笑)だいだい1羽で5〜600円くらい。頼めば半分でも売ってくれるし、女性でも半羽くらい軽く食べれる量 です。熱いうちに持って帰って、原始人のように手でむしってかぶりつくのが正しい食べ方(笑)ワインもイイけど冷えたビールでもよいですね〜脂にまみれた口と手を拭いながら、目の前に山と積まれた骨を見ると「あぁ〜〜トリを喰った〜」という何ともいえない満足感があふれてくることうけあいです!(笑)

野生に戻りたい方、無類のトリ好きの方、どうぞお試しあれ…!!※クルクルはBARでも見かける事があるが、これは1日中回ってるのか、ずぇ〜んずぇ〜ん美味しくない!(怒)是非看板を確認して「Polleria 」で買うようにしてください!
                   

 

 

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