■ 2002.6.30〜2002.8.30 ■

私がまだマジメにイタリア語を習っていた時のこと…
建築家志望の女の子がイタリア旅行から帰ってきて
みんなに写真をみせてくれた。

その中に、真っ白な家屋が建ち並び、階段が延びる、とてもステキな写真があった。
それがオストゥーニとの出会いだった。

「え〜っ?ここキレイだね〜どこにある街なの?」
行ったことのあるアルベロベッロに近いとはいえ、
私にとってはまだまだ未知の土地、
果てしなく遠く感じたイタリア半島のブーツのカカトを彼女は指さした。

手持ちの地図にもガイド本にも載っていなかったオストゥーニに、
私は密かに印をつけた。
いつか必ず行ってみよう…と。
だからこの街にはちょっぴり思い入れがある。

あれから5年余…
この街に会うためにプーリアに来た。
そして、 これからは私も人に言えるだろう。
「とてもステキなところだよ」と…

 


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